誰でも読書は良い習慣だと知っているかもしれませんが、ベトナム人の本に対する意識はどうでしょうか。ベトナムで本についてどのような活動がされているのか、調べてみましょう。

一般的にはベトナムの人々は他国ほど本をあまり読みません。特にテクノロジーの発展した今、人々はいつも忙しく、“聞く・見る”が新しい傾向になっています。しかし、最近では読書文化が広まるようになり、ベトナム人は本への興味がますます沸いてきています。

読書が習慣になる人がだんだん増えてきて、読書愛好会もできつつあります。これは非常に素晴らしいことです。
ベトナム人の読書習慣が戻りつつある兆候がいくつかみられます。

ハノイでは、多くの本屋や本カフェが営業されているのがよくみられます。本屋は学校の近く、特に大規模な大学の周辺や賑やかなところによくあります。

Tien Phong本屋、Tri Tue本屋、Ngoai Ngu本屋、Fahasa本屋、Nha Nam本屋などは有名で利用客が多いです。出版社に所属する、または老舗になると、全国的チェーンとなり人々から信頼を得られています。

Nha Nam本店の二階は本カフェ

最近、本カフェはベトナム人によく好まれています。プライベートスペースがあるし、どんなに混んでいても騒々しさを全然感じさせません。本の量もたくさんあります。

読者の各趣味を満足させるために、たくさんの面白くて様々な分野の本が置かれています。本を読みながら、ゆとりあるスペースで飲み物を楽しむのは最高のリラックス方法でしょう。


本カフェ–人気の読書スペース


tranquil book and coffee本カフェのブックイベント

お気に入りの本を楽しめる別の方法はブックイベントやブック通りに行くことです。こういうところの本の値段は発行されているものより約10%安くなっています。古い本を売るところではわずか5,000VNDで本を購入することもできます。

こんなに安いので、週末には多くの人々がブック通りに来ています。Dinh Leブック通り、ハノイ12月19日ブック通り、Lang通り、Pham Van Dong通りの国立大学の隣にあるブック通りなどはハノイで最も人気があるブック通りです。ずっと昔から存在し、静かで古い本がいっぱいあるDinh Leブック通りは、モダンで新しく、ハノイ12月19日ブック通り(19 Thang 12通り)と全く違います。

残りの2つブック通りは大学の近くにあり、大学生向けの安い本がたくさん売っています。


ハノイ12月19日ブック通りはとっても美しい。



Pham Van Dong通りの国立大学の隣にあるブック通りの眺め

展覧会やショッピングモールではブックイベントがよく開催されています。毎月1回ほどです。祝日、年末、新学期などの特別なとき、大規模でサービスがいっぱいあるブックイベントに大勢の若者が参加しています。


年末のブックイベントに参加する人が並んでいる光景。

ベトナム人は徐々に本を読むようになっています。必ず図書館に行くわけでなく、休憩やバス待ちの時間、バスの中、公園でも時間を無駄にせずに本を読みます。本カフェも常に満席、客はほとんど若者です。若者は様々な本のジャンルを読んでいます。

文学書や教育書だけではなく、哲学本、歴史本、美術本など難しい本までも読んでいます。ライフスタイルや思考に関する本も徐々に人気になっています。



若者は本をよく読んでいる。

現在、本愛好家のサークルはだんだん増えています。SNSで本を共有しているグループは人気があり、大勢の人が参加しています。


Facebookの本愛好家グループ

読書が初めての人は、好みの本を探すためにreviewsach.net、 goodreads.comなどの本をレビューするサイトやブログを参考にもできます。


Reviewsach.net –信用できる本レビューのサイト

有名で人気があるYoutuberも面白い本を紹介してるおかげで、読書文化は急速に広まっています。


10万回再生されている面白い本の紹介ビデオ

読書に趣味のある人が多くいるので、最近、7days7books(人々に、本により興味を持ってもらうために7日間で7冊を読む)などのチャレンジがSNS上で生み出されます。


7日間で7冊を読むチャレンジに参加するYoutuber

読書文化の重要性を認めた上、読書をさらに広げるため2014年2月21日に政府は4月21日をベトナムのブックディに決めました。この日は本についての交流・共有・ミーティングはベトナム全国で行われています。

学生は本紹介、本棚づくり、貧乏な人への本紹介などのコンテストに参加できます。これは本がもたらしたメリットと言ってもいいでしょう。知識だけではなく、愛も共有されています。

以上のことからわかること、それは、テクノロジー製品の発展により、本の存在が無視されていた時期を経て、現在ベトナム人は徐々に読書文化に関心を持ってきているということです。今後読書はベトナム人の習慣になっていくと信じています。